バッハの教会カンタータ
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↓Cantata No.82
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↓Easter Oratorio
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↓Cantata No.105
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↓Cantata No.21
↓Cantata No.200, 53
↓Cantata No.152, 158
↓Jesu, joy of man's desiring
↓Mass in B minor
↓Geistliche Lieder
↓Cantata No.170, 54
↓Cantata No.78, 106
↓Fischer-Dieskau Cantata Arias
↓Karl Richter Cantata 137, 140
↓Karl Richter Cantata 79
↓Ristenpart Cantata 159
↓Lehmann Cantata 19, 79
レコードの著作隣接権は、最初の発売から50年間(発売の翌年1月1日から数える)とのことです。
このページでは、発売から50年以上経った古いLPを紹介しています。(プレスの時期は不明ですが、それに近いものと思います。)
ではお楽しみ下さい。
無圧縮ファイルのダウンロード
non-compressed wave file download
以下の音楽ファイルは、(当時の)サーバースペースの制約と、低速接続への適応を考えて、32Kbps〜64Kbps程度のMP3で提供されています。
パソコンで聴くにはこの程度でも悪くありませんが、ダウンロードしてオーディオ装置で聴くには不十分なものです。そこで、一部の曲について、無圧縮のファイルをダウンロードできるようにしました。
フィッシャー=ディースカウのアリア集を追加しました。レーマンのカンタータ39番と105番、ホッターの82番とシュヴァルツコップフの51番もそのまま残しています。
2011年2月3日、レーマンのカンタータ21番、ゴルヴィンの152、158番、ヴェンツィンガーの53番、200番を追加しました。
ダウンロードは次のリンクから→無圧縮ファイルダウンロード (non-compressed wave file download)。 (ID・パスワードは廃止しました。)
▼解説は後回しとして、ともかく私が最も好きなカンタータの一つであり、最も好きな演奏の一つです。録音データの概要は以下の通りです。
COLUMBIA ML 4792
Cantata no. 82
"Ich habe genug"
Hans Hotter, baritone,
with Anthony Bernard conducting the Philharmonic Orchestra
Organ: Geraint Jones
Oboe: Sydney Sutcliffe
(Recording: London, Kingsway Hall, 22, 24. III. 1950)
ジャケットの写真で分かるように、シュヴァルツコップフのカンタータ51番とのカップリングで出ていました。(米コロムビア)
▼では、ともかくバッハをお楽しみ下さい。なお日本語対訳が公開されています。
→バッハ・平和・教会音楽(歌詞対訳)
▼この録音は、現在EMIからCD化されて出ています(EMI CDH 7 63198)。元のLP(このページに収録のもの)と比較するとずいぶんクリアな音がしますが、反面ちょっと古くさくショボイ感じもします。 結局、LPであれ何であれ、その時点で最も美しい夢が見られるように、音の編集がなされているようです。 LPレコードの再生にはDENON DL-102 を使用しましたが、そういう意味ではぴったりだったようです。(もっとも、32KbpsのMP3ですからあまり音質のことは言えませんが、ホームページの容量からもぜいたくはできないので…)
▼さて、ホッターの演奏、いかがだったでしょうか?
技巧も表現も何も意識せずに(させずに)、淡々と歌い進むような演奏ですが…ただただ感動。
(2004年3月21日)
▼このLPはホッターがB面で、A面にシュワルツコップフのカンタータ録音がおさめられています。これもCD化されていますが、音の印象はかなり違います。他に、有名な208番のアリア(羊たちは安らかに草を食む)と68番のアリア(208番第13曲アリアのパロディ)がおさめられています。
Cantata NO. 51
Elisabeth Schwarzkopf, soprano, with Peter Gellhorn conducting the Philharmonia Orchstra
Organ: Geraint Jones
Trumpet: Harold Jackson
Recorded: 1950-10-06, Kingsway Hall, London
Cantata No. 208 / 8, 9
Elisabeth Schwarzkopf, soprano,
with two flutes: Josef Niedermayer and Karl Rezniček
Cello: Karl Maurer
Harpsichord: Isolde Ahlgrimm
Recorded: 1946-11-01, Brahmssaal, Wien
Cantata No. 68 / 2
Elisabeth Schwarzkopf, soprano, with Manoug Parikian, violin
Cello: Raymond Clarke
Oboe: Sydney Sutcliffe
Organ: Geraint Jones
conducted by Peter Gellhorn
Recorded: 1950-10-13, No.1 Studio, Abbey Road, London
(2005年1月30日)
▼今年は本日4月11日が復活節に当たるそうです。半世紀前のウィーンを代表する演奏家たちによる復活節オラトリオを聴いてみましょう。 プロハスカはけっこう多くのカンタータ録音を残しており、CD化もされています。
BACH GUILD ( VANGUARD ) BG 507
Easter Oratorio "Kommt, eilet und laufer"
Vienna Chamber Orchestra, Akademie Choir and Soloists conducted by Felix Prohaska
( musicians from the Vienna State Opera Choir and Orchestra )
Mary, the mother of James (soprano ): Anny Felbermayer
Mary Magdalene ( contralto ): Hilde Rössl-Maijdan
Peter ( tenor ): Kurt Equiluz
John ( bass ): Walter Berry
Recorded Vienna, 1951
▼この録音も、CD化されて出ています(VANGUARD OVC 2542)。LPの音質とCDの音質に大きなな違いはないようです。演奏は他にも良いものがあるのでしょうけれど、いかにも明るく優雅なこの演奏もイースターにふさわしいものと思いました。
(2004年4月11日)
この音源はCDです。Capriccioレーベル"Editon Bach Leipzig"という10枚組アルバムのボーナスCDに収録されていました。いくら何でもここまで古ければ大丈夫と思って公開しました。
CAPRICCIO 49 265 8
Choral:"Du heilge Brunst, süsser Trost"
Thomanerchor
Karl Straube
historical recording c. 1935
カール・シュトラウベはギュンター・ラミンの前のトーマス・カントルで、カール・リヒターはその二人に学んだのです。なお、ギュンター・ラミンのモテット集(ARCHIV 474 419)が発売されていますが、やはり基本は同じと言える演奏でした。これがK.リヒターの演奏にも通じるのでしょう。
Chorale: | Du heilge Brunst, süsser Trost | 1:10 (前半のみ) |
▼以前に書きましたが、ライプツィヒ初年度のカンタータの中でも屈指の名作です(記事は→カンタータ第105番)。 なお、このLPのA面にはカンタータ39番が収録されています。レーマンのカンタータは、リヒター登場以前のアルヒーフレーベルでは重要なものだったと思います。
ARCHIVE ARC 3066
click the card for the detail
Gunthild Weber, Soprano
Lore Fischer, Alto
Helmut Krebs, Tenor
Herman Schey, Bass
Berlin Philharmoniker
Berlin Motettenchor
Conductor : Fritz Lehmann
Recording : Berlin, Jesus-Christus-Kirche, 6/15/1952
(さらに詳細は画面のカードをクリックしてください)
(2004年5月1日)
▼上のLPのA面です。ライプツィヒ4年目の作品で、コープマンやBCJはまだ録音していませんが、リヒター、ヘレヴェッヘなどが録音しています。
それほど規模の大きな作品ではありませんが、2部の構成をとっています。
ARCHIVE ARC 3066
Gunthild Weber, Soprano
Lore Fischer, Alto
Herman Schey, Bass
Berlin Philharmoniker
Berlin Motettenchor
Conductor : Fritz Lehmann
Recording : Berlin, Jesus-Christus-Kirche, 6/12/1952
(2004年6月20日)
▼青年バッハの記念碑的な作品です。作品についてはBWV21のページをご覧ください。
ARCHIV ARC 3064
Gunthild Weber, Soprano
Helumut Krebs, Tenor
Herman Schey, Bass
Karl Steins, Oboe
(Date: 6/11/1952)
(2005年4月24日)
▼いずれも単独のアリア1曲の形で伝えられている曲です。200番は自筆スコアが残っており、曲想も穏やかでなかなか魅力的。
一方、53番は偽作で、ホフマン作曲と考えられています。鐘の音そのものが用いられている点が特色です。
演奏によっては鐘の音が耳ざわりですが、この演奏ではなかなか音楽としっくり調和しているようです。
アウグスト・ヴェンツィンガーは、古楽演奏の草分けのような人ですが、ここでは一般的な楽器と調律で演奏しているようです。
ARCHIVE ARC 3104
Hildegard Hennecke, Alto
Konzertgruppe der Schola Cantorum Basiliensis
Conductor : August Wentzinger
Recording : Basel, Paulus-Kirche, 4/13/1951
BWV 200 Bekennen will ich seinen Namen | 5:15 | |||
BWV 53 Schlage doch gewünschte Stunde | 6:55 |
(2004年11月7日)
▼上記ヴェンツィンガーの2曲と同じLPに収録されているものです。158番で指揮をしているカール・ゴルヴィン(1912〜?)という人の経歴はよく知りませんが、当時のオルガン・チェンバロ奏者で学者でもあったようです。フィッシャー=ディースカウと共にブクステフーデのカンタータを録音したものなどがCDで出ています。 また、152番を演奏しているエミール・ザイラー室内合奏団("Kammermusikkreis Emil Seiler")の主催者Emil Seiler(1906〜1998)も弦楽奏者で学者であったようです。こちらでもゴルヴィンがポジティフ・オルガンを弾いています。
なお、152番では刊行されたばかりの新バッハ全集が採用され、"Old deep tune"つまり古楽ピッチが採用されています。50年以上前の録音ですが、内容には新鮮さが感じられます。(歌手等の詳細はカードの画像をクリックしてください。)
(BWV 152)
Hanni Mack, Soprano
Walter Hauck, Baritone
Kammermusikkreis Emil Seiler
Recording: Beethovensaal, Hannover, 4/15-17/1953
(BWV 158)
Horst Günter, Baritone
Chamber Choir of the Akademie für Musik und Theater, Hannover
Conductor: Carl Gorvin
Recording: Beethovensaal, Hannover, 9/15-16/1953
(2005年1月23日)
バッハのカンタータの中で、おそらくもっとも有名な曲です。 「主よ、人の望みの喜びよ」というへんてこな表題は、コラールの英語訳から来るもので、ここではその英語で歌っている録音を紹介します。この英語版についての詳細はカンタータ第147番のページをごらん下さい。
"Soli Deo Gloria" HISTORY 204586-308
Leon Goossens, Oboe
Choir and Orchestra Bach Cantata Club
Kennedy Scott, conductor
recorded in 1931
Jesus bleibet meine Freude (sung in English) | 3:30 |
Jesu, joy of man’s desiring,
Holy wisdom, love most bright;
Drawn by Thee, our souls aspiring
Soar to uncreated light.
Word of God, our flesh that fashioned,
With the fire of life impassioned,
Striving still to truth unknown,
Soaring, dying round Thy throne.
Jesus bleibet meine Freude (trans. Hess) / Myra Hess, 1940 | 3:26 |
(2007年10月22日)
クルト・トーマスはトーマスカントル時代の録音が親しまれていますが、これはトーマスカントル就任以前、西ドイツで活動していた時期の録音です。 レコードのジャケットに"JU. 55/4"という文字があり、これが発売日のようです。つまり、本日2006年1月1日から著作(隣接)権が消滅します。
なお、我が家ではカール・リヒターのレコードを購入してからは、全く日の目を見なくなったもので、全曲を通して針を通したのは、40何年かぶりのことです。
LONDON EDITION DE L'OISEAU LYRE OL 50094/6
Lisa Schwarzweller (Soprano) Lore Fisher (Contralto)
Helmut Kretschmar (Tenor) Bruno Müller (Bass)
Choir of The Dreikönigskirche, Frankfurt
and The Collegium Musicum Orchestra
conducted by Kurt Thomas
(2006年1月1日)
シェメッリ歌曲集全曲録音LP4枚組(米盤 XWN 18386-18389)の最初の1枚です。 なお、全曲がCDに復刻されています(DANTE LYS 166-168)。
なお、原曲の歌詞はThe Bach Cantatas >Other Vocal Worksにあります。
Westminster XWN 18386 (WAL 402)
Hildegard Roessel-Majdan -- Contralto
Hugues Cuenod -- Tenor
Richard Harand -- Cello
Franz Holetschek -- Harpsichord
(Recording 1954)
(2007年1月1日)
この音源はCDですが、廃盤の模様ですのでここに掲載しました。(購入情報は右写真をクリック)
デラーはカウンターテナーを復活させた人であり、またこの録音はレオンハルトとアルノンクールによる最初の古楽器による録音です。 パイオニアたちによる記念的な録音と言えるでしょう。
Vanguard Classics OVC 8106
Alfred Deller, counter-tenor
Leonhardt Baroque Ensemble
Michel Piguet, oboe • Eduald Melkus, Marie Leonhardt, baroque violins
Kurt Theiner, Alice Hoffelner, baroque violas • Nicolaus Harnoncourt, baroque cello
Alfred Planiawsky, baroque bass
Gustav Leonhardt, organ and director
(Recorded May, 1954, Vienna)
1. | Aria | Vergnügte Ruh' | 6:52 | ||
2. | Recitative: | Die Welt, das Sündenhaus | 1:11 | ||
3. | Aria: | Wie jammern | 8:17 | ||
4. | Recitative: | Wer solte sich | 1:00 | ||
5. | Aria: | Wie leid ist mir das Leben | 6:00 |
1. | Aria: | Widerstehe doch der Sünde | 9:00 | ||
2. | Recitative: | Die Art verruchter Sünden | 1:07 | ||
3. | Aria: | Wer Sünde tut | 3:25 | ||
Agnus Dei | from Mass in B Minor | 5:34 |
(2007年8月10日)
再度、廃盤CDの音源です。(購入情報は右写真をクリック)
フェリックス・プロハスカは1950年代に、ウィーンを活動舞台に、ヴァンガードのバッハ・ギルドシリーズに10曲ほどのカンタータを録音しました。 同時期のカンタータ録音としては、同じウィーンで活動したヘルマン・シェルヘン、トーマス・カントルのギュンター・ラミン、 ベルリンフィルをひきいたフリッツ・レーマンなどがあげられます。この中で、シェルヘンとラミンの演奏があまりにも時代を感じさせるのに対して、 レーマンとプロハスカの演奏は、現代の耳にも大きな違和感なく響くものではないかと思います。
なお、この録音の78番デュエットは、アメリカのラジオ番組のタイトルミュージックとして流され、親しまれたものだそうです。 (中古価格が異常に高いのはそのためでしょう。アメリカのオールドファンには思い出の演奏のようです。)
Vanguard Classics OVC 2009
Teresa Stich-Randal, soprano •
Dagmar Hermann, alto
Anton Dermota, tenor •
Hans Braun, bass • Anton Heiller, organ
Choir and Orchestra of the Bach Guild • Felix Prohaska, conductor
(Recorded May, 1954, Brahmssaal, Musikverein, Vienna • originally BG 537)
1. | Chorus | 6:32 | |||
2. | Duet, soprano, alto | 5:05 | |||
3. | Recitative, tenor | 2:29 | |||
4. | Aria, tenor | 3:39 | |||
5. | Recitative, bass | 2:57 | |||
6. | Aria, bass | 3:28 | |||
7. | Chorale | 1:30 |
1. | Sonatina | 2:29 | |||
2. | Chorus | 9:47 | |||
3. | Duet, alto and bass | 6:50 | |||
4. | Chorus | 3:26 |
(2008年7月5日)
若きフィッシャー=ディースカウの録音です。 この音源はEMIからCD化されていますが、そのクレジットによると(p)1958となっていますので、 今年1月1日から著作隣接権の保護期間をはずれることになります。 CDと比較すると、リアルで暖かみのある音質のように思えます。一部にかなり大きなクリック・ノイズがありますが、それも含めて楽しんで?いただければ幸いです。
ANGEL RECORDS 35698
Dietrich Fischer-Dieskau baritone
Chor des St. Hedwigs-Kathedrale Berlin
Berliner Philharmoniker
Michel Schwalbé violin;
Aurèle Nicolet flute
Lother Koch Oboe; Irmgard Poppen Violoncello
Edith Picht-Axenfeld harpsichord
conducted by Karl Forster
Recorded 5-7.II.1958, Grunewaldkirche, Berlin;
Producers: Fritz Ganss;
Balance Engineers: Horst Lindner;
(p)1958
(2009年1月1日)
カールリヒター初期のカンタータ録音は、一部がTeldecレーベルからCD化されていますが、この録音はまだCD化されていないものです。 LPからの音源とジャケットの写真は、群馬県中之条町にお住まいの石津和俊さんのご厚意により提供されたものです。この場をお借りしてお礼申し上げます。 LPの再生に当たっては、ご自慢の管球式イコライザーを使用されたとのことで、当時のLPらしいまろやかで豊かな音が聴けると思います。 この録音について、石津さんのコメントを下記に引用させていただきます。
この140番と137番と79番が1955年の最も古い録音であることがわかりました。127番は1958年のようです。 140番のCDになっているものとこれを比べると、1曲目はほとんどかわりがありません。 3曲目の二重唱はマティスとディースカウのものも良いのですが、私はこちらの方が好きです。テンポはやや遅く、バイオリンの装飾音も控え気味で、しっとりと唱っているように思います。 CDの時代になってからしばらくLPはお蔵入りになっていましたが、最近LPの方がずっと音が良いことがわかってまたLPを聞き始めたところです。
実は、私はこの四曲の中の79番が最も気に入っているカンタータの演奏なのです。特にソプラノとバスの二重唱を合唱団が唱っているところは最高です。これ以上美しい音楽はないのではないかと思っているくらいです。 (学生時代にそう思ったので、私のカンタータ鑑賞の原点になっているのです。)
Chroë Owen (Soprano) Gert Lutze (Tenor) Kieth Engen (Bass) The Munich Bach Chorus, The Munich State Opera Orchestra Conducted by Karl Richter Oboe: Kurt Kalmus, Violin: Heiz Endres, Trumpet: Georg Donderer, Contrabass: Franz Ortner クローエ・オーウェン (ソプラノ) ゲルト・ルッツェ (テノール) キート・エンゲン (バス) ミュンヘンバッハ合唱団、ミュンヘン国立歌劇場管弦楽団員 指揮:カール・リヒター オーボエ:クルト・カルムス、ヴァイオリン:ハインツ・エンドレス、 トランペット:ゲオルグ・ドンデラー、コントラバス:フランツ・オルトナー キングレコード 1969年発売LP
(2009年7月11日)
引き続き石津和俊さんご提供の音源でリヒターの初期録音を聴いていただきます。79番はこれがリヒターの唯一の録音で、CD化もされていません。
貴重な録音といえるでしょう。
B面にはカンタータ127番が収録されています。録音は1958年、最初の発売が1960年で、著作権の保護期間が終わっていないため、現在はご紹介できません。(発売日の翌年の1月1日から50年間が保護期間)。
これも再録音はありませんが、こちらの方は以前からテルデックレーベルでCD化されています。
Antonie Fahberg (Soprano) Beatrice Krebs (Alto) Peter Piers (Tenor) Kieth Engen (Bass) Munich Bach Chorus, Bavarian State Opera Orchestra (BWV79) Munich State Opera Orchestra (BWV127) Conducted by Karl Richter Oboe: Edger Shann, Cello: Hermann Uhl, Trumpet: Georg Donderer, Contrabass: Franz Ortner Harpsichord & Organ: Hedwig Birgram, アントニー・ファーベルク (ソプラノ) ベアトリス・クレブス (アルト) ペーター・ピアーズ (テノール) キート・エンゲン (バス) ミュンヘンバッハ合唱団、 バイエルン国立歌劇場管弦楽団員(BWV79) ミュンヘン国立歌劇場管弦楽団員(BWV127) 指揮:カール・リヒター オーボエ:エドガー・シャン、チェロ:ヘルマン・ウール、 トランペット:ゲオルグ・ドンデラー、コントラバス:フランツ・オルトナー チェンバロとオルガン:ヘドウィヒ・ビルグラム キングレコード 1969年発売LP
(2009年7月12日)
カール・リステンパルト、1958年の録音。最も重要なバス独唱はヤーコプ・ステンプフリ。端正な歌唱がこの名曲の真価を浮かび上がらせるようです。
また、オーボエの独奏は往年の名手ヘルムート・ヴィンシャーマン。
なお、同じCDに収められている82番は、現在2枚組の廉価盤CDとして入手可能です。
57番は1962年の録音で、著作権の保護期間が終了するにはまだしばらく時間があります。
Annelotte Sieber-Ludwig : soprano Ingeborg Reichert : alto Jacob Staempfli : basse Helmut Winschermann : haubois solo Chef du choeur : Adolf Wieber Direction : Karl Ristenpart Enregistrements réalisés à Sarrebruck en octobre 1958
(2010年1月4日)
▼以下の二つの音源は、ドイツの Christian H. Moll さんの提供によるものです。
これらは、Bach Cantatas Website に情報提供されているものと同じものです。
録音データについては、当該ページをご参照下さい。
→Bach Cantatas Website の当該ページ
BWV 79 (all) | ||||
1. Chor | ||||
2. Recitativo (B) | ||||
3. Aria (S) | ||||
4. Recitativo (T) | ||||
5. Aria (T) | ||||
6. Recitativo (S) | ||||
7. Choral | ||||
BWV 19 (all) | ||||
1. Chor | ||||
2. Aria (A) | ||||
3. Choral | ||||
4. Recitativo (B) | ||||
5. Aria (S,B) | ||||
6. Choral | ||||
(2011年2月18日)